【出産レポート】計画無痛分娩
2/12に計画無痛分娩にて息子を出産しました。
費用はプラス10万円かかりましたが、結果的には産後の回復が早かったため、無痛を選択して良かったと思います。
ただ無痛分娩といっても自力でいきんで出産しなければならないため、決して楽なものではありませんでした。
子宮口全開からは痛みもだいぶありました。
どのお産も命がけだし、この世に楽なお産なんてないことがよく分かりました。
全てのお母さんに感謝。そして自分の母親に感謝。産んでくれてありがとうと思いました。
他の妊婦さん、妊娠を希望する方に役立てばと思い、時系列で出産レポートを綴りたいと思います。
〜計画無痛分娩前日〜
◆13:00 入院受付
・病棟案内
・入院中の説明などを受ける。
・病室でNST(ノンストレステスト)
・翌日の点滴の準備ため、腕に針を刺す。
・出産翌日までシャワーは浴びれないことを知る。入院前に自宅で浴びれば良かったと後悔…。
・6人部屋だが、病室には3人しかいなかった。(少子化?)
◆15:30 内診
・子宮口2センチ程度開いており、あまり刺激しても夜中に陣痛始まって無痛で出産できなくなるため、前日からの誘発はなしという判断に。
・浣腸の希望を問われるが便は出ているため希望しなかった。
◆21:00〜完全絶食開始
・飲み物は水のみOK、お茶はNG
◆21:30 就寝
・緊張と大部屋のため他の人のイビキが気になって、なかなか寝付けない…。
〜計画無痛分娩当日〜
◆5:50 起床
・歯磨きしたり髪を整えたり。
・緊急手術になる可能性があるためメイクはNG。眉毛だけ書いておいた。
・写真の服に着替えて、病院指定のショーツに履き替え、着圧ソックスも履いて準備万端!
◆6:20 医師の内診グリグリ
・これまでになくグリグリされて痛い。
・後に出血。
◆6:30 バルーン投入
・誘発のため身体にバルーンを入れられる。ウンチをしたい感覚になる。
◆8:20 点滴で促進剤投入
・最初レベル10で40分毎に上げていくらしい。
・だんだん痛くなるとのことで、たまに鈍痛を感じる。
◆9:00 お手洗い
・ウンチしたい気分がマックスになり、トイレに行くが何も出ない。
・子宮収縮剤の量を上げる。
◆9:15 麻酔投入
無痛のための麻酔を点滴で投入する。
鈍痛がなくなる。腰付近の感覚がなくなる。
足の感覚はあるかをチェックされる。
◆11:30 子宮口5センチ
経過はかなり順調とのこと。
麻酔もよく効いているため、痛みは全くない。
夫と楽しく会話をしたり、スマホをいじったりしてリラックスしている。
◆12:00 バルーンが割れているため抜く
◆12:15 人工破水
針みたいなもので刺された気がする。
どろっとした何かが出てくるのを感じる。
だんだんよりウンチをしたくなってくる。
熱が38度近くになる。
熱は辛いものの、ここからはずっとリラックスタイム。
◆16:50 子宮口全開
・いきむ練習を開始する。
麻酔が効いていて陣痛がわからないため、いきむタイミングが掴めない。
「お腹の張りに合わせていきんで」と言われるが、張りというものがどんな感覚なのかイマイチわからない。いきむのが非常に難しい。
・熱が39度近くになる。
頭痛がひどくてフラフラする。
出産時は発熱しやすいらしい。
◆たぶん18:00頃
だんだん腰が痛くなってくる。
めっちゃウンチしたい感覚が強まる。
いきみのタイミングは相変わらず難しい。
◆たぶん18:30頃
腰がどんとん痛くなってくる。
いきむタイミングが少しづつわかるようになる。早く産みたいという思いで必死にいきむ。
◆19:20くらいなのか? 分娩台へ
待ってました!やっと分娩台へ行かれた…。
痛みで陣痛の感覚が明確にわかるようになっている。
ものすごい恐怖で泣きそうになっていると、医師になぜ泣きそうなのか聞かれ、「長い…もう嫌だ!」と答える。笑
たぶん7回くらい陣痛に合わせていきんだ。
分娩台に上がってからは、陣痛が来たタイミングで、足を開いて太ももを両腕で持ち上げる感じの体勢でふんばる。
先生が上に乗ってめっちゃお腹押してる。
「次のタイミングでいきんでだめなら吸引しよう」と先生達が言っている。
嫌だ、吸引したら赤ちゃんかわいそう!と思い、最大限の力で必死にいきむ。
◆19:45頃 会陰切開
「ジョキッ」っとハサミで会陰切られる…。
後々医師に聞くと、5センチ程度切ったらしい。
◆19:48 息子誕生!
ドラマで聞くような「オギャー」という声が聞こえる。
安心感と感動で涙が止まらない。
麻酔をして会陰を縫っている。
めっちゃ怖い。まだ震えが止まらない。
◆お産その後
・胎盤見せてもらう
まじで大きなレバー。ちょっと美味しそう。
「中国では胎盤を食べるところもある」なんて話をみんなでしながらようやく気持ちが落ち着いてくる。
・切られた会陰を縫われる
麻酔が効いているため痛みはないが、結構怖い。
・カンガルーケア
だんだん正気になって、横になったまま赤ちゃんを抱っこさせてもらう。
小さくてとても温かい。
産後2時間は身体を休めて、飲食もその後可能とのこと。
◆21:00頃 ようやく飲食可能
立ってトイレにも行かれる。
しかし立ったらものすごい貧血に襲われる。
ペットボトルのお水を全て一気飲み。
熱は相変わらず39度あって頭痛もしんどい。
どうにかして、おにぎり・生春巻き・プリンをほおばる。
◆22:00頃 就寝
〜お産翌日〜
切られた会陰、麻酔の針を刺していた背中、点滴の針を刺している腕が激痛。
自分はゾンビになったのではないかと思う。
痛み止め(ロキソニン)を飲むと少し治るが生きてるのが辛い。
〜その後の経過〜
息子が横断の検査に引っかかって入院延泊になってしまったため、わたしだけ先に退院。
3日ほど搾乳した母乳を届けに通院していた。
無痛分娩だったため産後の回復が早く、通院も苦にはならなかった。
結果、無痛分娩にして良かったと思った。